ネコと倫理学

カント道徳哲学/動物倫理学/教育倫理学/ボランティアの倫理学/ネコと人間の倫理的関わりについて記事を書いています。

TNR

【第2回】保護猫カフェ「球美にゃんこ亭」に行ってきた|離島特有の現状と課題【久米島町】

2021年9月23日に久米島町唯一の保護猫カフェ「球美にゃんこ亭」(一般社団法人にゃんこ亭)が、オープンした。 カフェの運営にあたる、代表理事K氏と専務理事A氏から、久米島町の現状と保護猫/地域猫活動の拠点として「球美にゃんこ亭」の方向性を聞くことがで…

【第1回】保護猫カフェ「球美にゃんこ亭」に行ってきた|離島特有の現状と課題【久米島町】

プレオープンを経て、2021年9月23日に久米島町唯一の保護猫カフェ「球美にゃんこ亭」(一般社団法人にゃんこ亭)が、遂にオープンした。 オープン当日、早速お店を訪問。カフェの運営にあたる、代表理事K氏と専務理事A氏と対面。彼らから保護猫/地域猫活動につ…

【寄付と紹介】NPO法人 ねこと人と地域のいのちをつなぐ会

私の所属する団体が、「NPO法人ねこと人と地域のいのちをつなぐ会」として、2020年05月18日に設立認証を受けた。 参考:内閣府① www.npo-homepage.go.jp 今後「認定NPO法人」として更に活動できるように、今回は寄付のお願いと本団体の紹介を行う。 参考:…

【第3回】人間以外の動物への倫理的配慮の基準は「苦痛」だけでは不十分である|久保田さゆりの議論【動物倫理学】

【前回の記事】 chine-mori.hatenablog.jp 3.動物の「豊かな内面」への理解ー久保田さゆりの議論 久保田さゆりもピーター・シンガーの考え方にも、基本的には賛成である。その理由として、久保田は次の2点を挙げている。 第1に、痛みはその倫理的な重要性の否…

【第2回】人間以外の動物への倫理的配慮の基準は「苦痛」だけでは不十分である|シンガーの議論【動物倫理学】

【前回の記事】 chine-mori.hatenablog.jp 2.「苦痛」という感覚が唯一の判断基準ーピーター・シンガーの議論 シンガーは、その著書『動物の解放』で次のように述べる。 もしある当事者が苦しむならば、その苦しみを考慮に入れることを拒否することは、道徳的に正…

【地域猫活動】TNRに行ってきた(2019年7月6日)

2019年7月6日に、TNR活動に参加。その模様を、写真と共に紹介する。 とある県の、とある島。古い集落が、今も残るのどかな田園地帯。(遺棄する恐れがあるので場所は伏せる) 早く集合場所に着いてしまったので、しばらく周囲を散策。 ヤギを発見。夕方近く、…