ネコと倫理学

カント道徳哲学/動物倫理学/教育倫理学/ボランティアの倫理学/ネコと人間の倫理的関わりについて記事を書いています。

道徳法則

【第1回:カント悪論の現代的射程】「根元悪」の発見-カントはなぜ「人間は生来悪である」と言ったのか-

カント全集 10 たんなる理性の限界内の宗教 岩波書店 Amazon 21世紀のわれわれは、道徳的危機の只中にいる。AI技術の発展は人間の尊厳をめぐる新たな問いを突きつけ、企業スキャンダルは組織の内部で善良な個人がいかにして悪に加担するかを露呈し、政治腐敗…

【カント道徳哲学】『基礎づけ』と『実践理性批判』における「義務」の比較検討 -道徳法則との関わりから見る思考の転回-

道徳形而上学の基礎づけ 作者:イマヌエル・カント 人文書院 Amazon カント道徳哲学での「義務」(Pflicht)概念は、その体系的思考の核心を成す最重要概念のひとつである。本記事では、『道徳形而上学の基礎づけ』(以下『基礎づけ』と略記)と『実践理性批判…

【カント道徳哲学】道徳形而上学の基礎づけ|道徳の最高原理の探求とその確立

道徳形而上学の基礎づけ [新装版] 作者:イマヌエル カント 発売日: 2004/04/09 メディア: 単行本 カーネギーの著書『人を動かす』には、「人の立場に身を置く」や「笑顔を忘れない」など様々な原則が、書かれている。この原則が、世界中の人々の心を打ち、『…